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大津市訪問記

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大津市訪問記

いじめ問題を考える議員の会 安田あゆみです。

議員研修の最終日、
研修施設が滋賀県大津市にあるご縁で、
大津市役所と皇子山中学校の前に立ちました。

2011年、この中学校で起きた痛ましい事件が、
日本の「いじめ防止対策推進法」のきっかけになった場所です。

この地に立つことは、正直とても怖かった。

実際にその地に足を運んでみて、
校門にも、市役所や教育委員会の前にも、
“いじめ”に関する掲示など見つけられませんでした。
まるで“何もなかったかのように”
日常が流れているように見えました。

「語られないまま、時間が進んでいる」
そんな印象が、心の奥に残りました。

一方で、講座の教授からは、
大津市議会がこの出来事を契機に議会改革に取り組み、
今では全国的にも注目される議会となったというお話も伺いました。
天智天皇が大津京を遷都した
長い歴史と文化を持つ街で改革を実現するには、
相当な覚悟と努力があったはず。
その空気にも、
少し触れてみたいという気持ちで立ち寄りました。

いじめは、
今も昔も続く、深くて根の長い社会課題です。

下妻市でも、不登校やいじめに関する相談を
受ける機会があります。
そして今、いじめ問題を考える議員の会に参加し、
同じ思いを持つ仲間と共に学ぶ機会をいただけていることに、
心から感謝しています。
一人では、到底向き合いきれない問題です。

私は大学で心理学を学んできた背景もあり、
「人」や「社会」の根底にあるものを
見つめていきたいという思いがあります。

いじめを防ぐためには「仕組み」だけでなく、
そこに関わる人の「思い」や「共感」が足りないと形骸化します。

しかし、人の気持ちはコントロールできないものでもあります。

けれども、
誠実に考え続けること、
誰かの声に耳を傾けること——
その小さな積み重ねが、
きっと未来を変えていくと信じています。

今回の訪問を通じて、
「自分にできることは何か」を
静かに見つめ直す時間をいただきました。

下妻市は、
市民に開かれた新しい庁舎、
風通しの良い職員の姿勢が感じられます。

議員として職員さんと市民の皆さまと共に
子どもたちが安心して過ごせる学校と、
誰かの痛みが見過ごされない社会を、
丁寧に築いていけたらと思います。

※この文章は、あくまで私自身の学びの記録であり、
大津市や関係者の皆様を批判する意図はありません。

→安田あゆみ
@ayumu_shimotsuma
→子どもの未来を育む会
@kodomomirai_fiveforearth
→しまんと新聞ばっぐインストラクター安田歩
@fiveforearth_newspaperbags

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#社会課題に向き合う
#静かな視察記

ABOUT ME
安田あゆみ
安田あゆみ
下妻市議会議員
下妻市議会議員・市民団体代表・個人事業主 3人の現役子育てママ 1人ひとり、自分の人生を自由に描き、自分の意思で歩んでいくことを応援しています
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