10月視察研修報告 その4 茨城県つくば市 「アオニサイファーム」

視察日:令和8年10月20日
視察先:茨城県つくば市「アオニサイファーム」
視察テーマ:新規就農と農業経営、農業を起点とした観光・地域振興
1.視察目的
新規就農からブルーベリー観光農園の開設・経営に至る経緯や、活用した融資・支援制度、農業経営の工夫について学ぶため、アオニサイファームを訪問した。
2.主な視察内容
代表の青木真矢氏は関西出身で、美術・造形を学び、デザイン業に従事してきた。結婚を機に妻の実家との縁が生まれ、祖父から所有する畑を活用してほしいと頼まれたことをきっかけに、新規就農を決意した。農園の場所は、祖父が所有する土地の中で最も広い場所を選んだという。
認定新規就農者として融資制度を活用し、2023年にブルーベリー観光農園をグランドオープンさせた。観光農園は夏季の約2か月半を中心に営業し、現在もデザイン業を継続している。
「農業×クリエイティブ」を実践し、開園前から自身の専門性を生かしたブランディングや情報発信に取り組み、メディアにも取り上げられている。現在は農業経営者、デザイナー、つくば市議会議員という3つの役割を担っている。
3.所感
今回、観光農園のシーズンオフに現地を訪れ、率直に「この場所で本当に集客できるのだろうか」と私自身も感じた。青木氏自身も、開業に際して周囲から事業の実現性を疑問視する声があったという。しかし、デザインやブランディングの専門性を生かし、多くの来園者を集める観光農園へと育ててきた。
成功事例を視察すると、経営者の特別な才能や偶然の結果として捉えてしまいがちであるが、重要なのは成功をそのまま模倣するのではなく、そこに至る考え方や工夫できる視点を見つけることが大事だと思う。
農業経営においても、土地や立地条件だけで可能性を判断せず、既存の専門性や地域資源を組み合わせることで、新たな価値を生み出せる可能性を感じた。
今回の視察で得たヒントを、下妻市の新規就農支援や農業振興にも生かし、多様な人が新たな挑戦に踏み出せる環境を応援できる政治家として成長したい。




